2020年12月23日 目覚ましを信じれるかどうか, それが問題だ [長年日記]
_ 目覚ましを信じれるかどうか, それが問題だ
睡眠コントロール part2
睡眠コントロールというかのある程度の成功例はおそらく
一定時間の範囲で一定の量以上の比較的質がよい or 深い睡眠
を確保することなのではないかと思う.
起床しても睡眠が足りない場合数時間で再度眠気がくる, という
話を聞いたことがあるがおそらく二度寝で睡眠を足してでも一定
量の睡眠を確保できればなんとなく色々よさげな感じ.
問題は二度寝が成功するかどうかで, 今日は気付かない内に落ちて
なんとか成功していたという例.
これをシステマティカルにやれれば睡眠が分割された時でも
復活するのをシステマティカルにやれそうだが...
デスクトップ環境まとめ (ディスプレイ編)
12月にはいったので今年やった大きなこととしてディスプレイの変更をやっているので
纏めておく.
今年は色々デスクトップ廻りを弄った.
一方, 対照的にノートをまったく開かなくなった. 巣籠もりのせいでデスクトップに向う
ようになったというのがある.
元々去年くらいから少し弄っていたが使用頻度が低くあまり本腰をいれていない,
取り敢えず使えれば, という程度だったのが使用頻度があがったせいで
我慢できん、となったのが大きいように思える
.
ディスプレイは経験的にマシンより圧倒的に長持ちである. コンピュータの世界に
はいったときは確か 17inch くらいの nanao のディスプレイに感動したのを覚えている.
それ以降大体 10年くらいに一回くらいでディスプレイ廻りは見直されているように思える.
前回大きく変わったのは 2011 年くらい. 震災の後今の家に引越して広くなったのも
ありデスク廻りに周回するようにディスプレイを置こう、という野望からだった.
丁度 window manager 環境を, xmonad に変更してしばらくしたころで, 画面に 1 application
を使用して仮想スクリーンを shortcut で切り替える, というのが指になじんだ方法に
なっていたのがある.
これに且つ editor の縦の行数は多ければ多いほど良いという思想もあって
この時は dell の 27inch を三枚引越しに併せて購入した.
これを縦にしてエディタの行数を確保した上で, エディタやブラウザを個々のスクリーン
に置いて確認すればよい, といったことを考えていたと思う.
https://wiki.haskell.org/wikiupload/a/aa/Screen-triplehead-galois.jpg
この ver 0.7 とでも言えるべき環境は残念ながらまったく使えないことが数日で
あきらかになる.
エディタの縦の行数を稼げるのは正義と無邪気に 27inch をアームにのせて縦にしたが
大失敗であった. 教訓としては人間は縦に目線を移動させるにはある一定の範囲
を越えると逆にしんどいということを理解していなかったということにある.
要は 27inch の 16:9 は縦用途には縦に長すぎる.
結局この使いものにならなかった 27inch x3 は最終的に鏡台のように三面で横にして
使用することになった.
もっとも, この三面は, 実質的には 0.5 + 1.0 + 0.5 面といった感じで今度は
左右への首の移動が少ない範囲で見える範囲しか使われておらず, 両端 0.5 面は
実質使用されていないといって良い感じで正直かなり不満の残る形で運用されていた.
時は流れて 2019. 27inch ディスプレイ 3面は残念ながら一面が動作が不安定に, 一面は
zwift 専用機のディスプレイに, ということで解体してしまう.
それならば、と次のディスプレイに白羽の矢をたてたのが dell の U4919DW である.
16:9 27インチ面を二枚並べて曲面にする, というアプローチのもので
今迄の経験的に 27inchディスプレイ三面で運用していた画面のやり口を正に一枚に
してくれた, と感じられるものであった. 更に曲面ということで現在の 0.5+1.0+0.5 面で
使用していた環境を置換するに相応わしいのでは, という思いからである.
結論からいえば, これは手痛い失敗で 15マソくらいしたディスプレイは使い勝手の
あまりの悪さから1年あまりで里子にだされることになる.
U4919DW の問題はいくつかある. とりあえず認識した問題は
- 左右の 0.5 面は中央に視点を置いた状態でははっきりいって"読めない" ** 特に左右の下の位置はまったく読めない.
- ディスプレイの左右の領域は中央の領域と見え方が異なる ** 恐らく液晶の視野角によるものだと思うが, 視点の位置固定で視野角が異なる見方をディスプレイの 個々の位置に対してすることになるので, 位置によってフォントが片や regular, 片や bold と いうくらいに滲みがでているように見える
- 反射光の入射がディスプレイの左右の領域にかなり強くはいってみえる ** おそらく通常のディスプレイの複数面配置は, 角度をつけて配置するので自身の 体が影となって入りにくいが, この角度にくらべて R が弱いので後背からの光が入りやすい
- xmonad の layout を trippleColumn に変更したがキーバインドが仮想スクリーン+マルチスクリーン の切り替えと大きく違うので混乱する
といった物である.
例えばゲームとかで視界の横にある情報があまり集中していなくても"はいってくる"、という
ようなことを見るには価値があると思うのだがエンジニアが terminal や editor を読むという
用途として正直このディスプレイは微妙すぎるものであった.
自身の体の位置を下げることで目とディスプレイの距離を延ばしたりするとある程度改善があるのは
事実だが, 今度は距離がひらくと乱視のせいでフォントを見るのがつらいというのもあり, 残念ながら
このディスプレイは里子にいくことになる.
2020 年コロナの影響もあってデスクの前に座る頻度が圧倒的に増えた
こともあり, U4919DW のストレスに耐えられないことから三代目のディスプレイ環境
を構築することにする.
今迄の反省から, メイン+サブという形の角度をコントロール可能な状態で 27inch
もしくは 31.5inch を候補としていたのだが, 丁度おりしもこの環境を作ろうとしていた
矢先に会社の知り合いから 4K いいぞ, というタイムリーな呟きもいただいたことで,
4K 縛りで構築してみる.
流石に U4919DW で懲りたので今回は定評を大事にする. ついでに実機もみてくる.
候補は eizo か benq で ez3285 もしくは PD3220U もしくはその 27inch 機だが
残念ながら benq は国内展示がほとんどない.
ということで eizo の ez3285. 正直液晶になったあたりから nanao については
あまり値段に見合うものではない, というのが自身の評価だったのだが, とりあえず安心料と
いうことで目をつぶる.
正直 31.5 inch がデスクトップ液晶として適切か, というのは疑問が残る.
縦のサイズとして 27inch は
まだ狭いという意識があったので今回上げてみた, というのがあるが, 31.5 inch
は贅沢かもしれないが広過ぎる, と印象がある.
ネットで色むらについては良く書かれている. 確かにムラがあるな、という感じだが
色むらというより視野角と入射光によるもの, バックライトのムラが合わさったもの
ではないか、というような印象をうける.
メイン+サブで角度を付けた構成, という想定で脳裏には, セカンド
ディスプレイはブラウザを配置することを想定していたがこれが難産
だった.
始めは適当なディスプレイを縦置きにして対応する予定だったので, ev2360
もしくは適当な 17-18inch の中華ディスプレイを縦にして置くという
ことを想定していた. たまたま eviciv の 17.3 インチディスプレイが
クーポンが発行されていて安かったのもあり, とりあえずこれをセカンド
ディスプレイ用に置いてみる.
問題の一つだった縦のサイズは意外と問題なく合致したが, 横のサイズが 1080p
しかない.
これがかなり問題で, ホームページ表記の良い割合が 1080p の解像度だと
大くが横スクロールを要求する. リフローで対応しているページのほうが
稀だということを今更ながら理解する.
正直サブディスプレイはメインのターミナルないしエディタ作業に対して
横にブラウザを置いておく, というのを主な目的にしているので一々
マウスというかトラックボールに手を延ばさなきゃいけないかも的な運用
は非常に困る.
ということで 1920 x 1200 pixel の 16:10 である ev2360 についても
1200px で試してみるが横スクロール問題が発生してしまうことがあるという
ことになるだろうということが予想できるのでこちらもボツにせざるを笑なかった.
問題は大体巡回しているサイトでは大体 20% 程度であろうか.
1200px 以上の横をもつディスプレイ、となると正直モノがない.
とりあえず調べた範囲では ev2730q とかいう変態ディスプレイといっその
こともう一枚 ev3285 にするの二択しかなくなってしまった.
27inch 3面のときの教訓で左右に大きいサイズのディスプレイを置いたと
しても正面ディスプレイに正対して見ていると左右ディスプレイの半面
はあまり役にたたない, というのは身をもって知っていたので正直
悩んだが, 思い切ってサブディスプレイの半面を捨てるという決断を
下して ev3285 をもう一枚買ってしまうことにする.
結局, ev3285 を二面にして 1.5 面をメインとして使用するという
なんとも贅沢な環境になってしまう.
この状況で嬉しいというか当初問題としていた件の内 R に関連する
問題と思っていたものはかなり綺麗に解消した.
というかディスプレイの設置角を大体 120 度にして置いてやることで
サブディスプレイと目との距離はほぼ問題がないような感じである.
このことから視点の移動でもそのまま編集と読みが行なえることから
ストレスが軽減したのがわかる.
ただ, 残念ながらこの状況でも正直問題はある, というか新規に出た
という感じで, 31.5 inch ということにある.
運用しての印象として, 31.5 inch 16:9 は正直 PC のディスプレイに
不適ではという印象を強く持つ.
一番の問題は, 縦の高さにある. というか emacs + ddskk 環境だと
あたりまえだが視点移動が発生するのだが, どうも視点移動が負荷に
なる範囲で発生してしまうように思える.
このあたりの問題は 27inch や 24inch 多面環境ではでていなかった
問題で 31.5 inch ということによるものではないかと思う
また感覚的だが emacs の buffer 面を左右で取った場合正対している
面の反対面は編集にストレスを感じる.
24inch で運用している会社ディスプレイと比較すると, どうも眼球と
首が移動する量があきらかに違うのがストレスになっているのではないか
という印象.
また terminal 系は正直左下に prompt がこられると同じくかなり
ストレス.
このあたりは xmonad の layout を適当に作成してそれっぽいところに
メインの terminal + screen を, それ以外のところには適当にアプリ
とか console を置いたりして調整しているがどういう配置で何を
置くのが適切かは検討中.
面白いのはブラウザで, これは以外と縦の高さがストレスになっていない.
というよりどうもスクロールで無意識に見易い場所に情報を置いている
のではないか, という感じ.
総じての印象としては, tile window manager はこのサイズのディスプレイ
にはあまり向いていないのでは, ということになる.
正直ディスプレイのサイズは生産性と信じてきた人間としては業腹では
あるが世の中のディスプレイが無邪気にサイズだけあげていけば良い,
ではなく"選ぶ"ことが出来るようになったのだと喜ぶことにしよう.
体感的なはなしだが, なんとなく左右のサイズは, 16:9 の 24inch から
ちょっとくらい, 縦は 24inch だと不足, サブディスプレイとして同
サイズで 120度角で三面, あたりがなんとなく良いのでは, というのが
次の環境を作成するときの現在の試案だったりする. 解像度は 4k クラスが
望ましいんだろうが, このあたり, Linux だとソフトウェアがまだ色々
キツいなという印象.
もっとも, これを実現する為には 26-27 inch くらいの 3:2, 4:3
ディスプレイが必要そうだが現状ないことを考えるとちょっと今すぐとは
いかなそう. (nanao の 16:10 24inch x3 とかトライするのはありかも
しれんが...)
ということで今回のディスプレイ更新とりあえず一段落つくことにする.
一方, ディスプレイそのものに入射する光の反射光のほうはそこそこ
上手くいった.
正直この問題は年齢のせいなのかもとも脳裏をよぎったのだが, 身近な人と話していると
自分より年嵩の人でも気にならない, という人もいればでも子供は気になる
的なことをいっていた, というような意見もあるので何が影響しているのか..
いずれにせよ入射光が問題だったのだが, 31.5inch のフェードを
デュアルモニターで上手くやる方法はないっぽいので原因を探って
手をいれるしかないということで原因を追ってみた. 大きくわけて,
- 背後からの入射
- デスク天板からの反射
- シーリングライトからの直接入射
あたりがあったのでそれぞれを順番に対処してかなりマシという状況にはもって
これた感がある.
"背後からの入射" だがこれはかなり簡単というかようするに 49inch ディスプレイから
多面+120度角にした段階でほぼクリアした感.
というより意図的に光源を変なところにおかないかぎり, 人間を真ん中に置いて
120度角で設置すると大体作業者の体がディスプレイに対しての"おおい"になる
ので背後入射はかなり問題がくなる. 逆に R がついている幅広ディスプレイは
はっきりいって "R" はただの飾りで実体は板であるということである.
"デスク天板からの反射" これは正直意外だったのだが, 31.5inch のせいも
あってなのかあるいは nanao のディスプレイの特性なのかディスプレイに
天板からの二次光が反射してはいることでディスプレイ下部に光がはいる
という問題. 正直今迄あまり気にならなかったのか他の問題のほうが大きくてなのか
はちょっと悩むところ.
対応は簡単でデスク表面に本来の用途とは違うがカッディングシートを敷いてみて対応した.
正直どの程度効くのかとかもあったので適当に来って使用できるカッティングシート
で試してみたのだが結構劇的に変わる.
興味深いというかちょっと想像していなかったのだが天板からの反射光は結構広範
にディスプレイ面にはいっていることに気付かされる.
というのもディスプレイと同サイズで机上に敷いてみた状況ではディスプレイ左右からの
天板からの光がはいって完全ではなかったが, ディスプレイ幅+αのサイズでやると
あきらかに改善が見てとれたためである.
ただ, カッティングシートだと貼ることを前提にしているので端とかが劣化してくる
問題があるので貼ってしまうか等々の対応はいるかもしれない.
"シーリングライトからの直接入射" は正直以前気にならなかったので
どうなんだろうとは思っていたがどうも LED のせいなのか照明器具の
形状のせいなのかやはり強くはいっているようである.
初期のトライアルとしては z light を天井に向けて照射して部屋の
あかりを消すというのをやっている.
これはかなり良い解決ではあったが書籍や人間生活とは両立しないので
最終的な解決作としてはちょっと微妙というのがある.
結局これについては照明器具を変えてしまうということで改善したのだが
他方生活空間としての部屋がかなりどうよという感じになってしまった.
要は照明を暗く感じる.
結局ダクトレールを入れてある程度笠のあるスポットライトに
phillips の hue を挿した上で天井に向けて照らすことで直接目に
はいらないしディスプレイにはいらない, という環境を作成したのだが,
e17 バルブ xN で作成したせいかあるいは天井からの二次光で照らしているせい
かどうも暗いという印象.
バルブの数をそこそこ入れたので暗いのだが物は読めるというなかなか
不思議な状態だったりする.
このあたりはディスプレイの件とはまた独立して色々試していく予定.
このほか, "benq status bar plus" がかなり良い道具として使用できる.
ディスプレイの上部に置くこれは, 単純な機構だがディスプレイからの反射が
ない明かりを提供できる.
もっとも手の上部にあたる部分と, 光が直下に落ちる訳ではなくある程度広がって
落ちることからデスク面から反射光がディスプレイにはいるのでキーボードを
打っているときに使用するのはちょっと微妙ではある.