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2014年12月01日 [tizen][pandaboard] tizen on pandaboard

_ [tizen][pandaboard] tizen on pandaboard

このページは旧サーバの 2012/10/30 に書いたものをそのまま貼っている.
今となっては古すぎて役に立たないような気もするが稀に問い合わせが
くるので一応. 

某所で tizen 環境が必要との天の声があったので, tizen 環境を pandaboard
で作成してみた.
linux + busybox + (native or html5) というアプローチということもあり
多分動く、との見切り発車だったが動作したのでとりあえず書いておく.

pandaboard boot SD

pandaboard の boot SD はほぼ手順が確率しているので, いくつかのページをその通りにやれば問題なく作成できる.
ここでは u-boot + Linux kernel の組み合わせで行なう.
omappedia のこのあたり を参考にすると判りやすい.

kernel については vanilla なものを kernel.org から落として設定すれば起動する (android の panda config を使用してあとは try & error).

尚、ここでは 3.3 を使用している.

tizen image 作成

tizen のイメージをソースから作成する為には, どういうったイメージをどういうふうに作成したいのかを記述した "ks" ファイルと ks ファイルを読みこんでイメージを作成する mic コマンドが必要になる.

mic コマンドは Ubuntu LTS(10.04/12.04) を使用する場合には deb で用意されていることからこれを利用する(なお, mic そのものはOpenSUSE/Fedora/source で提供されていることから他環境でも環境構築は可能と思われる see. https://source.tizen.org/documentation/reference/mic-image-creator)

Ubuntu 環境で mic を導入するには,

$ sudo vi /etc/apt/sources.list

という形で, sources.list の適当な場所に,

deb http://download.tizen.org/tools/xUbuntu_12.04/ /

といった形で配布元の URL を追加し,

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install mic

といういつもの様な手順でインストールできる.

一方 ks ファイルは自分の要求に応じて, 記述をカスタマイズすることが出来るが, http://download.tizen.org/snapshots/trunk/common/latest/builddata/image-configs/ にサンプルのものも用意されていることから, ここから落としてきて使用することにする.

以下は, このサイトにある lb.ks を使用してのイメージの作成になる.
lb.ks をダウンロードして, 適当なフォルダに置いた後, mic コマンドを使用して,

$ sudo mic cr loop --taring-to=test-rs.tar.gz lb.ks --release=latest --logfile=lb.log

といったような形でコマンドを入力するとイメージの作成を開始する (core
i7 2.7GHz 8G Mem + 結構早い回線で大体2時間強).

途中, 若干エラー等が出るが,

[AIL_INITDB][D][main,197] Some Apps in the App Info DB.
/tmp/ks-script-MIOUcP: line 16: /opt/apps/com.samsung.menu-screen/bin/menuscreen_initdb: No such file or directory
kickstart post script end
Info: Checking filesystem /var/tmp/mic/imgcreate-DSF2Db/tmp-vQVoua/platform.img
Info: Checking filesystem /var/tmp/mic/imgcreate-DSF2Db/tmp-vQVoua/data.img
Info: Pack all loop images together to test-rs.tar.gz
Info: The new image can be found here:
/home/xxxx/works/tizen/mic-output/latest/images/lb/MANIFEST
/home/xxxx/works/tizen/mic-output/latest/images/lb/lb-latest.ks
/home/xxxx/works/tizen/mic-output/latest/images/lb/lb-latest.packages
/home/xxxx/works/tizen/mic-output/latest/images/lb/test-rs.tar.gz
/home/xxxx/works/tizen/mic-output/latest/images/lb/test-rs.xml

Info: Finished.

というような形で作成できる.
作成された image は普通のファイルシステムをそのままファイルにしてるだけなので, loopback mount でそのままとりあだすことができる.

# mount -o loop platform.img platform
# ls platform
bin boot cache csa data default-files-slp.manifest dev etc > home lib lost+found media mnt opt proc root run sbin sdcard srv sys system tmp usr var

tar でコピーして SD card の 2nd partition にファイルシステムとして使用する. (ks によるが他のファイルも同様)

起動

HM-10LT を使用して touch を併せている.
HM-10LT だと eGalax だと VenderID ProductID が主張しているが何故か喋ってくる内容が違うので適当に弄っている.

他の環境だとtouch の座標が合わないのではないかと思われる.
(キャリブレーションは X で, と思ってパラメタ入れてみたら起動しなくなったので adhoc に /dev/input/touchscreen/usbtouchscreen.c を弄っている)

X の設定が lb.ks のものだと multitouch driver, fb3 を向いているのでこのあたりも修正.
等々いくつかの修正がいるが, 基本種々のディストリビューションと作りが似ているのでこの辺りに馴染みのある修正と思えばそれほど難はない.

で, 起動.

起動イメージ

とりあえず無事動作する. というわけで一応イメージを公開. ソースはまだ未整理なのでそのうち.

イメージを dd で吸いだしたのをこちらに置いておく.
例によって例のごとく gzip を解いて dd でたれながせば大丈夫なはず.(未確認です m(_._)m)


2020年12月01日 早寝ちょっと早起き

_ 早寝ちょっと早起き

早起き

人間ドッグの副作用でちょっとだけ早起きフローになる.
継続性を維持できるかは疑問だが.